オーストラリアの砂漠
オーストラリアが砂漠な訳2005年01月26日ScienceBlogよりオーストラリア原住民が森を焼いたから砂漠になったという話があった。
誰もが知っているようにオーストラリアの中央部は今や完全な砂漠なのだが、5万年前には緑なす大地だった。
今はオーストラリア中央部にはエアー湖のようにほとんど干上がってしまった塩湖くらいしかないが、この湖も6万年前は定期的なモンスーンによる雨で水をたたえていた。
この5万年の間に大型の鳥類や19種類の有袋類、3mにもなるワニや小型車くらいのカメなど大型動物の85%は絶滅した。
このような急激な砂漠化を解明するために気候をシミュレートしてみたところ、森林があれば生物層と大気で水分の循環があって現在のような乾燥した状態よりも倍の降水量が内陸部で予測されたという。
このような、自然のプロセスでは説明できない砂漠化はオーストラリアに定住していたヒトによる意図的な燃焼ではないかという。
5万年前を境に池の堆積物にススが多く含まれており、これからも大規模な火災か植物層の燃焼が支持されるが、雷などによって起こる火災は自然のサイクルの中にあるだろうからやはりヒトによるのではないかということだ。
20世紀でも燃料とするために樹木を伐採したためにアフリカで砂漠化が進んでしまったということもあり、一つの教訓としてこういう可能性は記憶しておく価値がある。
ただし、ヒトはそれほど塩分の濃い水には適応していないのでオーストラリア内陸部で定住できたとするとかなり限られた地域にしかいなかったのではないかという気もする。
砂漠の”スカイ・ランド”は、2万年ほど前に砂漠が急速に一層乾燥するようになったときに山地に閉じ込められた植物と動物のコミュニティーだ。これら山地には多くのユニークで希少な種が住む。
年に3.5%の率で減少する砂漠山地生息地に結びついた乾燥林地の僅かな小片が最大の危機にある。専門家は、これらの林地ーシルクロードのような大規模な砂漠交易、サハラ横断交易などを行った地域ーが、緊急の保護・保全措置が取られないかぎり急速に失われることを恐れる。
水の家庭・農業用途への転換で最も脅かされている生態系は、多分、砂漠を貫流する大河で養われる砂漠湿地だ。アラル海やイラクのメソポタミア湿地帯の生態系は極度の脅威に曝されている。
砂漠の野生地ー近くに道路がない地域ーは、現在の砂漠全面積の60%から、2050年までに30%に減ると推定する。
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